今回はスキルシートを書く際に大切なポイントをまとめてみました。
スキルシートを変えるだけでもすごく人生が好転するかもよ!っていうのが伝えたいです。
Table of Contents
想定読者
こちらの記事は、SIer転職者であったり、SESの方を想定して執筆しています。
また、例外的にめっちゃすごいエンジニアの方であったり知名度の高い方もこちらの読者には該当しないかもしれません。
この記事のゴール
この記事で紹介するポイントを抑えて、スキルシートを書くことで少しでも自分が目指す企業、やりたい案件に近づける可能性を上げるのがゴールです。
前提
スキルシートはあなたの人生を左右する企業、案件に導いてくれる自分の説明書です。
とりあえず、「今までやったこと書くかぁ」なんてことないように命をかけて書き上げましょうね。
意識するポイント
では、そんなスキルシートですが、いくつか書くポイントがあるので紹介していきます!!
無駄な情報は全て削れ
スキルシートを書く上で、あなたはこんな書き方をしていませんか?
- 今までやってきたことをとりあえず羅列
- すごいでしょー???どう?これと、あれと、それと。。。。 みたいなことを思いつく限りにつらつら記載
でも、よく考えてみてください。
スキルシートを読んでいる人ってどんな人でしょうか?
規模が大きい会社、案件になればなるほど毎日スキルシートが送られてくる。
そんな大忙しな採用担当やマネージャーが、やったことぜーーーーーんぶつらつら書かれたスキルシートを見て、端から端まで目を通して「よし、この人良さそうだな、面談しようか!」ってなると思いますか?
おそらくNoでしょう。
大忙しの人はあなたの情報が、たーくさん書かれた文章を読む時間はまずないと思ってください。
なのでまず、「無駄な情報を削り取る」と言うのを意識して書いていきましょう。
例えば以下のような業務内容を並べていたとします。
- バグ調査/バグ修正
- Backlogによる課題管理
上記の内容は確かに詳細まで記載されていますが、「調査するなら修正するやろ」って思ったり、別に課題管理のツールが何だったか?なんてどうでも良いですよね?
であれば、以下のように削ってあげるとどうなりますか?
- バグ修正
- 課題管理
もちろん、意図があってあえて書いているなら、細かい部分まで書いても問題ないでしょう。
ただ、特にそのような理由がないのであれば、このように削る方が良いでしょう。
- 明快なこと
- わざわざ追記する必要のない情報
とかはガンガン減らしてみてくださいね。
相手が酔っ払っていても読めるくらい負担を最小限に抑えた文章にしろ
できるだけ、シンプルな日本語にしてあげることが大切です。
とにかく読みやすい文章を意識しましょう。
例えば以下の文章があった時に何か違和感を感じますか?
「〇〇の現場ではリーダーを任せていただくことができました。」
僕の場合は以下のような文章に変えたほうが良いかなと思います。
「〇〇の現場ではリーダーを任されました」
or
「〇〇の現場ではリーダーに任命されました」
おそらく「任せてもらえるくらいまで頑張っていたんだよ!」的なことを伝えたいのでしょうが、可読性が落ちませんか?
とにかくシンプルに伝えることが大切なので。
シンプルに!!!!!
相手は酔っ払いです。
ちょっとでも複雑な伝え方をしたら本来伝えたかった内容も伝わらないと思って書いてみましょう。
相手に対して文章を読む負担を下げてあげるんです。
その1文、1単語に責任を持て
この文章に対してあなたは全て説明ができますか?
書いたからには責任を持って説明できるようにしましょう。
逆に言うと、説明できないことは書くべきではないんですよね。
1文、1単語全てに対して意味があるようにスキルシートは見直しましょう。
どうしてもなんとなーく書いてしまうことってあるんですよね。
例えば担当業務で「工数見積もり」と書いたとしましょう。
そうした時に面接官は必ず、「工数を見積もる時にはどのようなことを意識していますか?」って聞いてくるでしょう。
でもあなたは業務内容を書く時に、「工数見積もりって言われても肌感でしか答えてないなあ。でも工数見積もり自体はやっているから担当業務に入れておこっと!キラッ」
ってな感じで書いていたらどうですか?
ちゃんと答えられないですよね?
確かに工数見積もりしているから間違えではないのですが、それが面接担当に気がつかれたら信用されませんよね?
他にも、例えば資料を作成のレビューをするとして、「ここの文字を大きくした理由は?」「ここの文字だけ赤な理由は?」
という質問を投げたとしましょう。
そこで相手からは「うーん、なんとなくですね。」
みたいな回答がきたらどう思いますか?
相手への信頼ってそれだけでも崩れますし、あんまり仕事をお願いしたいと思えないですよね。
逆に、自分が書いていることに、しっかり意味を持たせて責任を持っている人であれば、信頼は上がります。
「この人は丁寧に文章を書くなぁ。」
「テキストコミュニケーションや、ドキュメントを書かせても丁寧に書いてくれそうだな。」
と感じる面接官はいるでしょう。
とにかく相手は一つ一つに細かすぎるくらい面倒な人だと思ってスキルシートは作るべきでしょう。
そうすると、実際に記載したときにはあなたは書いてあること全てに関してどういった理由があって書いているのかを事細かに説明できるでしょう。
もうこれができるだけでも素晴らしいと思いますよ!
良いですね、その調子だ !
その文章を読んで、お客さんはあなたを採用したいと思いますか?
採用してもらうために、その文章を書く必要があります。
誤字、脱字、表記揺れも、もちろんそうです。
読みにくい文章は当たり前の条件として整える必要があります。
あなたはスキルシートを提出する会社に入って、プロジェクトを成功させるために参加するんですよね?
では、この人だったらプロジェクト成功させてもらえそうだね。
っていうのを採用担当に想像してもらえるように書かないといけないですよね?
例えば、業務内容に「顧客に実装内容の報告」なんてことが書いてあると相手はこう思うかもしれません。
「あれ、こいつわざわざロジック説明しにくるん?毎回時間ないのに無駄な報告入れてくるやつなんていらんやん。やること間違えてるやろ。」
これは極端な例にしても結局、書き手の考えていることが伝わらないと言うことは、コミュニケーションコストがかかるだろうなと言うことが、文章から判断されてしまいます。
注意して欲しいのは、「この仕事をしているんだぞ!!!! えっへん!!」って思っていても相手にとっては採用したいと思うような文章になっていないかもしれません。
常に相手から「採用したい!」「こんなことできるんか!いいな!こんな人が欲しいんや!!」って思ってもらえるような文章を書くのが目標です。
もちろんこれは極端な例なのでしっかり説明できるのであれば問題ないですし、全員そう思うわけじゃないでしょう。
ただ、書く時には対象者は常に捻くれているから、変な捉え方をされないような文章にする必要があると考えましょう。
「想定読者はくそめんどくさい、細かい、捻くれているような人」 だと思ってください。
その想定読者のおかげであなたの文章能力は非常に高くなるでしょう。
その文章、単語を見て何を相手に思ってもらいたくて書いている?
ここは結構大切なポイントだと僕は思っています。
この文章は相手にどう思ってもらいたくて書いているの?です。
今までのポイントを整理したうえで、「これで無駄も無くしたし、一言一言説明ができるくらいに内容も精査したし、綺麗にまとめ直すことができたぞ!」
となっていてもここが抜けていたら台無しになっちゃいます。
具体的にどのようなことかというと、例えば今までPMで活躍してきた人がいるとしましょう。
その方は炎上案件をたくさん消火してきたから得意分野に「炎上をたくさん経験しているので、どんなプロジェクトでも消火することができます。」と書くとします。
そうすると、採用担当の人は「うちの案件が炎上しているからこの人なら助けてくれるかな?採用したい!」と思うかもしれません。
でもそれって採用担当者としてはすばらしい人材を獲得できたから良いでしょう。
でも、PMとしてはただ単に炎上プロジェクトに突っ込まれているだけですよね?
あなたが「炎上案件の消火専門でやってます!うっす、燃えてるけどこれからっす」
って言う人ならそれで良いですが、多くの人にとってそんな案件はいやですよね?
少なくとも僕は嫌です。
じゃあどうするのか?
伝え方を変えるべきしょう。
あくまであなたは、自分が入りたい案件、会社のためにスキルシートを書いているんですよね。
例えばですが、「顧客と積極的に連携をとりながら、開発の優先度を整理して、プロジェクトを推進することができます。」
であれば採用担当者はこう思うでしょう。
「なるほど、この人は開発チームだけでなくbizともしっかりコミュニケーション取りながらやってくれそうだね。」
あなたは炎上案件に入りたくないはずです。
どんな案件に入りたいのか、そこであなたはどんな動きができるのかをまず、文章だけでイメージしてもらう必要があります。
なので、「常に自分がどんな案件に入りたいのか?」
「この文章を読むことで相手にはどんなことを思って欲しいのか?」と言うのを常に考えて文章を考えましょう!
まとめ
自分が理想とする現場に入るためにも頑張ってスキルシートを作り出しましょう!
ここでの文章の書き方は、スキルシートだけでなく文章作成において大切なことかと思います。
ぜひ意識してみてくださいね!